談坊改め六代目立川文都誕生 |
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立川流に慶事が続いている。歌手であり役者であるミッキー・カーチス氏がBコース2人目の真打ち(第1号は高田文夫氏)となって新たに落語家(芸名ミッキー亭カーチス)という肩書きを獲得し、次いで漫画家の赤塚不二夫氏がBコース(芸名立川不二身)に参入、談志とともに「食道がん友の会」を結成した。 さらにBコースに長く籍を置いていた寄席文字イラストの立川文志氏がめでたく真打ちに昇進(初の色物真打ち)、そこへもってきて、生え抜きのAコースから真打ちが誕生したのである。 立川談坊改め、6代目立川文都(ぶんと)38歳がその男で、大阪市出身であるところから前座名が関西、二つ目時代を談坊として過ごし、今回文都で真打ちに昇進したのである。 昇進披露パーティはホテルオークラで行われ、招待客400人も立派だったが、何と文都はヨキョウにMr.マリックを引っ張り出し、その人脈の広さを見せつけた。 ヨキョウのトリはジャズシンガーの山岡未樹で、これにも事情を知らぬ客は驚いたが、何のことはない、未樹嬢は文都のカミさんなのである。 立川流の真打ちの条件は落語100席、歌舞音曲の修得、それに独演会が打てることだが、文都は国立演芸場にて2夜連続の独演会を催し、ゲストに関西から夢路いとし・喜味こいし(通称いとこい)の両師を招き、家元の談志をうならせた。関西の、いや日本最後の漫才名人である両師は、新真打ち文都のために30分の熱演、客が喜んだのは言うまでもなく、ここにおいて文都は、彼を支えてくれる人たちにまで恩返しをしたのである。 大阪でなく東京の落語家になった文都、落語は関西弁、「NHKラジオ夕刊」(日曜日担当)のパーソナリティでは標準語と、うまく使い分ける。これすなわち協力なライバル出現ということだ。祝儀は取られるし、おい文都よ、お手やわらかに頼むぜ。 立川談四楼 |
日刊ゲンダイ10月15日号より全文掲載 |