立川談春、真打ち昇進決定!! |
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立川談春の真打ち昇進が決定した。談春は半年前から「真打ち決定トライアル」という名の独演会を国立演芸場で開催し、最終回となる先日の6回目に、それを見続けた談志から「まさに真打ち」とのオスミツキをもらったのだ。 談春は、入門当初からうまかった。口跡がよく、軽妙でリズミカル、おまけに高座に華があって男っぷりもいいときてるから、一体どんな落語家に育つのだろうと、すでにして注目の的であった。 二つ目になり、同期の志らくと「立川ボーイズ」を結成し、マスコミに進出した。各流派も同じようなコンビやグループを結成したが、そのセンスとテクニックにおいて立川ボーイズの比ではなかった。 そんな順風満帆な談春に一つの事件が起こった。志らくが先に真打ちとなったのだ。 出世した者より抜かれた者にスポットを当てるのがこの業界の常。楽屋雀は「さァ談春、どうする?」と彼の言動を見守ったのだが、談春は先に触れたように「真打ちトライアル」という堂々の正攻法を仕掛け、これを勝ち取り、彼の屈折を見たかった楽屋雀をいくぶんがっかりさせたのだ。 山藤章二氏、吉川潮氏をはじめとする談春のブレーンが楽屋に押しかけ、その日の「七段目」の華麗さ、長講1時間の「札所の霊験」の落ち着いた高座ぶりを語った。するとだれかが「談春にプレッシャーなんてあるわけねえよ、これまでのレースじゃもっと大きな勝負をしてきたんだから」と言い、大笑いとなった。談春はガキのころからのボートレース狂で、今では解説者としても知られているのだ。 「1回目の『包丁』を聴いた時にすでにオッケーだったんだ。今あれだけ見事に演(や)れるヤツはいねえ」と談志が高座で言い、めったにほめない談志の言が談春の技量を証明している。昇進披露のパーティや落語会は秋口に予定されているそうだ。 立川談四楼 |
日刊ゲンダイ6月26日号より全文掲載 |