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ごあいさつ 開演までの間、左談次が楽屋でのぞいた五・七・五。分かるものもあり、分からぬものもありだと思います。 まァ、ひまつぶしに、なるかなァ? ------ 元日や柏木目白黒門町 客席でちばしってる眼は今前座 着物まで固くなってる初高座 紙切りの高座返しで指くじき 自衛隊にさそわれだれる立前座 初高座楽屋の空気はあたたかい 胸を張る高座返しは黒門町 立前座隅から寄席を見張ってる 肩がこるたたむ着物は三遊亭 ------ 馬生師の脇にいつもの缶ビール ブラックの脇にいつもの缶チューハイ 柏木と黒門町や色談義 稲荷町我関せずと本を読み その隣お茶を飲んでる目白かな うまそうに楽屋弁当円蔵師 割り込みの師匠前座に媚びを売り 楽屋での自慢噺は高座でも 板に足踏み出す一歩の顔はマジ 投石の新宿楽屋は変わりなく ------ 噺家のお酒は無駄に笑ってる 悪口を封じられたら酒静か 吉原の帰り寡黙なトリスバー 路地の奥ラッパの音がついてくる 旅の夜龍志はどこへ行ったやら 起きてみつ寝てみつゲロのひどさかな 恍惚の快楽亭や肉喰らう レーメンのスイカ取られてケトウ泣く ジーパンをはいて安心餃子楼 楽屋からテンション上がる談之助 ------ 心ある客には通じぬカラヨイショ ヨイショべた額の汗に客がつく ------ 半分わかったらあなたは寄席通です。わからなくても、別段どうと云う事もありません。わからないのが正常かも知れない。 立川左談次 |