新春プラザ寄席
1月4日
立川談志、土橋亭里う馬、立川左談次、談四楼、笑志
ナポレオンズ、爆笑問題、サムライ日本、林家二楽
太田区民プラザ大ホール
1月5日
立川談志、立川志の輔
1月6日
立川談志、立川志らく
タラッタ ラッタラッタ ウサギのダンス…。
飛んで跳ね跳ねピョッコピョッコ踊る
耳に鉢巻きラッタラッタラッタラ。
-○-
うさぎうさぎ何イ見て跳ねる
十五夜お月さん見て跳ぁねぇるぅ…
-○-
ウサギのお目々は何故何故赤い
あれは寝不足、逢い不足
-○-
イロハに金平糖、金平糖は甘い、甘いはお砂糖、お砂糖は白い、白いは兎、兎は跳ねる、跳ねるはノミ…。
-○-
兎追いし 彼の山ァ…
小鮒釣りし 彼の山…ァ
-○-
つまり、今年は卯歳。
うさぎ“年”ってなァ、優しくていい。
けど別段家元干支だとか、星座、血液型、いっさい信用しない。
むしろこれらは逆にそれをいうことによって“物事を解決しちまう”“判断しちゃえ”とうことの為にあるもので、
「あいつは、何で、いつも怒るんだ」「寅歳だからな」
楽でいい。
-○-
「でも血液型はそれとは違うワヨ、絶対あるもん」というが、「ないよ」。
人間にあるものは環境だけですヨ…。
ま、いいや。
協会に属してた頃は元日は師匠、先輩への挨拶から朝が始まり、そのまま午前の寄席に、午後の部から夜席に、売れてるのは五、六軒掛け持ちだ。嫌ンなって元日の集まりも止め、落語協会も脱会し、正月ァゆっくり休んだのが、この十年、この下丸子のお正月、実は面倒、迷惑なのだ(そんなことプログラムに書く奴があるか)。
元日からTVで、いや大晦日から、いえ一年中TVで騒いでる連中(家元も昔はそれだった)は別として、「寄席は元日から」という習慣があった。それに疲れて逃げての正月が、何と下丸子の定着となり、“笑いは下丸子から…”(嫌なフレーズだ)となって仕舞った。
-○-
人間は、文句ぅ垂れ垂れ生きている。文句をつけることによって己れの状態を正当化してるのだから始末の悪い生き物である。
-○-
正直家元疲れている。
疲れ疲れの十数年。
その結果が逆に出て大繁盛なのだ。
二十年遅れて家元の了見が世間に認められてきた。こちとら疲れの極なのに。
で、どうす。愚痴の連続で一年を全うするのか、嫌なこった、けど、そこそこそれに近い生活となるはづだ。
きっと身体が拒否反応を起こし、結果病気になるか~いっそ死んでしもうたら、こうした嘆きは、あるまいものォ…。
と「艶姿女舞衣三勝半七(あですがたおんなまいぎぬさんかつはんしち)酒屋の段」だ。
いえ、ホントの話だ、ここだけのハナシだけどネ…。
家元死ぬよ、今年か来年…。そうだウサギより竜のほうがいいや、竜巻もかっこいいしネ…ナンダカワカンナイ…。
-○-
けど心配ない、今年の八月十八日に直径七キロの惑星が地球に衝突(ぶつ)かるという西丸震哉先生の弁だ。その根源はノストラダムスと糸川英夫だそうだ。
いい時期(とき)に惑星が来てくれる。有難い、家元ツイてる。
でも、出来りゃ八月十五日、十五夜のお月様の夜がいい。
ドカーンと地球は天空に跳ねて、月にいこう、お空の星になろう…。
決ィーめたァ…。
一九九九年正月
立川流落語会家元 立川談志こと
立川雲黒斎家元勝手居士
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