談志祭り
9月4〜5日
有楽町マリオン
立川談志、橘家円蔵、玉置宏、ポール牧ほかゲスト多数
立川談志の還暦と芸歴45周年を祝して、2夜に亘っての大祭りであります。
第1夜。「被害者同盟の会」で談志は神輿(みこし)になります。町内の若い衆がよってたかって神輿を担ぎ、上げたり下げたり、時には回したりして楽しみます。お客様も「ワッショイ、ワッショイ」と威勢よくはやし立ててくださいませ。
「談志の部屋」では談志が山車(だし)の人形になります。山車を引くのは力持ちのプロレスラー、はやし方の元プロ野球選手と野球解説者がにぎやかに盛り立て、奇麗どころが手古舞い代わりに花を添えます。談志人形の首が電線に引っかかるようなことがあったらみんなで笑いましょう。
トリの「談志楽屋噺」は談志が奏でる祭りばやしです。昭和の名人上手たちの思い出話を、談志の名調子で心ゆくまで堪能していただきます。
第2夜。本来、祭りは宗教儀式でありました。古典落語は原始宗教の一形態、シャーマニズムにおける口寄せで、談志はシャーマンといってもいいでしょう。今回の独演会は「談志の履歴書」ということで、談志がイタコのごとく、松岡克由青年や二つ目時代の柳家小ゑんをこの世に甦らせます。シャーマンの信奉者であるお客様にはたいへん興味深い儀式のはずです。
シャーマンの弟子や我々シンパは、シャーマンのご託宜、予言を世に広める巫女のようなものです。そこで、お巫女頭の山藤章二さんと巫女たちが集まってシャーマンについて語ります。「おやまあ、若旦那。ご器量がよくってらっしゃるから、お巫女さんがたやなんかが大喜び‥」と、お巫女頭がおっしゃってました。
トリはシャーマンの落語です。どんなご託宜があるか、果たして空中浮遊をするのか。宗教学的にも注目される高座であります。
吉川潮
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