立川談四楼の北沢八幡落語会

10月15日北沢八幡神社参集殿立川談四楼・キウイ・志っ平・談大




 体重計に乗ってビックリ、5キロも増えているではないか。出版以降、緩んだつもりはなかったが、やはり解放感があったのだろう、連日飲み歩いたツケが回ったのだ。
 とりあえず減量に入ると、五日で二キロ落ちた。コツは簡単、食わなきゃいいのだ。いい気分で山形の旅、米沢でのスキヤキがいけなかった。いわゆるリバウンドというヤツで、アッと言う間に元通り。それから今日までコツコツ積み上げての四キロ減である。目標は今年中にあと三キロ、トータルで七キロ減で、さすれば暮の会、そして二月の会にはシェイプアップされた姿をお見せできるのだが、今、届いたばかりの「新米ピュアコシヒカリ熟女タイプ」を前に唸っている。旨いンだこれが。街へ出れば「新ソバ」の看板が目に飛び込み、その脇に「鴨汁ソバ始めました」とあるンだから弱ったねェ。そうしてこれからは、いよいよ宴会シーズンだなァ…。

 評判の割に「ファイティング寿限無」の売行きが芳しくない。新潮社はどうも営業が弱くていけねェなどとも思うが、それは逃げで、要するに世間への作家としての認知度が足りないのでありますよ。そこでとにかく書くこと、つまり量産あるのみと決めたのだが、その途中で朗報が一つ、「ファイティング寿限無」のラジオドラマ化が文化放送で決まったのだ。
 放送日は11月29日か12月6日のいずれかで、どちらにしても午後8時から8時半までの30分間、番組名は「フリーステーション」、今まさにその脚本が上がってくる頃なのだ。一人語り、一人芝居という形式であって、イッセー尾形、岸谷五朗という名も出たが、両者あの通りの売れっ子でスケジュールが取れず、ならばと無名ではあるが力のある役者が務めるらしい。現時点でわかっているのはそれだけ、期日が近づいたら、是非ラジオ欄でお確かめのほどを。

 お知らせをもう一つ。
 量産せねばと前述したが、その過程で小説が一つ発表される。小説新潮11月号(12月22日発売)掲載の「はんちく同盟」がそれで、これは我ながらよく書けた。四十数枚の短編なのだが、そのぶん凝縮され、いい小説に仕上がっていると、自画自賛なのである。
 義足と元アル中と脳溢血による半身不随、それに小児麻痺という四人の芸人物語で、小児麻痺を除く三人は実在の人物(病気を借りただけで言動はフィクション)、現実には彼らは単独で行動しているわけだが、それを連帯させたらどうなるかという想像の産物なのである。
 その号の小説新潮では、談志が爆笑問題と対談を行っており、奇しくも師弟競演という形、秋の夜長、じっくりとお読み下さい。
 ではではごゆるりと。

  立川談四楼






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