立川談四楼の北沢八幡落語会 |
| 12月15日 | 北沢八幡神社参集殿 | 立川談四楼・ゲスト/奥山光伸 マグナム小林、談号 |
今年は『石油ポンプの女』が文庫化され『「師匠!」』が単行本として世に出た。
来年はまず春に、大学の講義録をと思っている。にわかに動きだしたのが『話し方教室』(小咄教室)の出版で、これは今年後半になって始めた小さなイベントだが妙に手応えがあり、それを編集者に話すと、「それはいい、やりましょう」ということになった。
今、ケータイやメールのやりとりがひんぱんに行われている。便利だが何かがおかしい、この方法では会話の能力が衰えるのではないかと、不安を抱く現代人は多く、人と人との基本、つまり会話を小咄教室という入りやすい形で提示するつもりだ。
すでに数ヶ所でやったのだが、今宵は当会でも『小咄教室』を展開しようと思う。基本中の基本のごく軽い小咄を伝授いたしますれば、取得したいと思う人は忘年会のつもりでお気軽にご参加下さい。
長く日刊ゲンダイに連載のコーナーを持っているが、不思議なものでこの単行本化の話も動き出した。しかし連載八年半、四百字詰原稿用紙で二枚足らずだけれどその数約四百本という分量、さて編集者はこれをどうまとめるのであろうか。
それらを書き、手を入れながら、小説を書き進めることになる。時代物をと言う人があり、もっと落語界の小説をという人がある。武家物を、いや市井物を、いやいや江戸期の咄家を書かずして何が落語もできる作家だ、などと言う人もいて、ま、いずれにしても取り組みがい充分の仕事であることは確かなのだ。
肝心の落語だが、来年は年六本の創作落語(文芸落語)を発表すると決めた。本年十月十日、国立劇場で披露した二席に味をしめたのである(あのおり御来場いただいた方にあらためて御礼申し上げます)。
創るプロセスはキツかったが、達成感と満足感が半端ではなかった。それはむしろ古典落語を上手く演じた時のそれより強く深かったのである。
創作はもちろん当独演会で発表、もちろん従来の古典も継続、そこでお客様にお願いがあります。こんなネタは、こんな世界はどうだいというアイディアがおありでしたら、是非お知らせ下さい。創作という作業、とても一人では成立しないのでありますから。
本日のゲストの奥山光伸(立川光志ん)氏はとてもシャイな方です。そんなシャイな方がなぜ落語を披露する?とお思いでしょうが、その矛盾を踏み越えてまでという魅力が落語にはあるのです。氏の屈折ぶりと落語オタクぶりを対談と一席でとくとごらん下さい。
来年は五十歳、ああ若き日に五十歳の自分を想像したでしょうか。しかし新たなる世紀の始まりに五十歳というのも縁起がいいやとの考え方もあるわけで、ま、せいぜいがあと十五年、やるべきことはやるということです。本年の御贔屓お引き立て誠にありがとうございました。どうぞごゆるりとおすごし下さい。そしてよいお年を。
PS 事務所がホームページを開設いたしました。私のスケジュール(落語会やテレビ出演等)、近況、「師匠!」に対する書評などが見られます。よろしければ左記までアクセスのほどを。
立川企画のホームページ
http://www.01.246.ne.jp/~tatekawa/
立川談四楼

プログラムメニューへ戻る